JPEG は非可逆圧縮の画像フォーマットとして有名です。今回は JPEG 圧縮するとどう劣化するのか、そしてそのメカニズムを紹介します。

圧縮率を上げる事により発生する劣化

JPEG で圧縮率をあげると以下のような現象が見られます。

モスキートノイズ

元画像(png)

q=100

q=80

q=40

q=20

クオリティ1を下げると文字やその周りに汚れのようなノイズが発生しています。これはモスキートノイズやリンギングと呼ばれます。大きく色が異なる箇所付近に目立って発生します。

ブロックノイズ

元画像(png)

p=100

p=80

p=40

p=20

なだらかだったグラデーションが、クオリティを下げると四角い形での歪みが見られるようになります。これはブロックノイズやブロック歪みと呼ばれています。

ポスター化

元画像(png)

p=20

p=10

p=5

p=3

さらにクオリティを下げると、グラデーションが荒くなり、色数が減っていきます。

JPEGの劣化を引き起こすメカニズム